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【DraftSight-27】シートタブの悪い点。

シートタブ

!注記!
2019年3月19日、「DraftSight2019 SP0」が公開されましたが、Windows版については無料版が無くなり、有料版のみでの提供となった様です。詳しくは前書きに記載しています。
また各記事内でDraftSightのダウンロード先としているリンクも、DraftSightの最新バージョンのみが公開されており、旧バージョンはダウンロード出来ません。

シートタブでの良い点を先に書きましたが、今回は悪い点についてです。「悪い点」というのは語弊があるかもしれません。効率的に図面が書けるかどうか、分かりやすくて簡単かどうかの区別の意味で捉えて下さい。また図面の書き方は会社や人、扱う業種にもよるので正解はありません。あくまで私の感覚です。

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シートタブの悪い点

「シートタブ」の存在

いきなりそのものを否定してしまっていますが、DraftSightのシートタブはdwgファイルが扱える他のCADソフトへデータを渡しても、シートタブは表示されません。モデルタブに書かれた内容のみが表示されるか、最悪ファイルを開くこと自体が出来ない場合もあります。AutoCADのレイアウトタブも同じだと思うのですが、AutoCADには「EXPORTLAYOUT」という機能があり、レイアウトの内容を新たなファイルに「モデル」として書き出す事が出来る様です。これが出来るのであれば完成した図面を他のCADソフトにデータを渡す事が出来ます。DraftSightにも「ExportDrawing」という機能がある様ですので試してみます。

シートタブを開いた状態で「ファイル」から「エクスポート」-「図面エクスポート」を選択します(またはコマンドでExportDrawingと入力)。

「エンティティを指定」でシートタブ全体を選択します。

選択後、リターンキーを押すと最初の「ファイルを保存」のウィンドウに戻るので、「保存先」で保存先とファイル名を指定して「OK」をクリックします。保存したファイルを開いてみます。

・・・「シートタブで書いた物」しか書き出されていません。もしかしてビューをアクティブにすれば?と思い、ビュー内をダブルクリックしてアクティブ状態にしてから図面エクスポートをしてみましたが、今度はビュー内のモデルタブにある物しか書き出されません。また「ファイルを保存」のウィンドウにソースとして「全てのオブジェクト」がありますが、この場合は「モデル」と「シート」がそのまま全て書き出されます(モデルタブに全てが書き出される訳では無い)。これって別名保存、コピーと全く変わらない気がするのですが。

エクスポートにはその他に通常の「エクスポート」と「pdfエクスポート」がありますが、どちらもBMPやJPG、PDFなどの画像ファイルへの書き出しです。

現状ではAutoCADの「EXPORTLAYOUT」のように上手くいきません。他のCADソフトへデータを渡す事は難しそうです。有償のPro版だったら可能なのか?そういえば無償版では「連続印刷」も出来ないのですよね。

ビューのわずわらしさ

シートタブでビューを設定してモデルタブの図面を表示させます。その後、修正の為にビューをダブルクリックしてアクティブにした際に、ビューの表示ロックをしていないとマウスのホイールを少しでも回してしまうとビュー尺度が変わってしまったり、図面を移動させるとシートタブで記入した寸法と位置がズレてしまいます。

モデルタブのどこを見てる?

モデルタブに部品1つ程度であれば問題は無いのですが、複雑な図面になるほどシートタブで表示されている部分が、モデルタブのどこに書かれているのか、どの部分なのかが分かり辛いと思います。図面を書いた本人であれば分かるのでしょうけど。シートタブにある図面が「完成形」である筈なので、図面のみのやりとりであればモデルタブの内容は関係無いのかもしれませんが、CADデータとして他人が見る場合は大概変更や修正が必要な事も多いですよね。

注釈尺度は面倒

モデルタブで寸法や文字を記入して注釈尺度を設定すれば、シートタブ内で異なるビュー尺度でも寸法や文字の大きさを合わせることが出来ますが、尺度や寸法ごとにこの設定を行う事は正直面倒です。シートタブを使うのであればシートタブ内で寸法や文字記入を行えば、大きさに関する尺度は考える必要は無いのですが、先の「ビューのわずわらしさ」から来るものがあります。

一見便利そうなシートタブなのですが、実際に使うシーンを想像するとなかなか難しいですね。

※各記事はWindows 64bit版のDraftsight、またはUbuntu版のDraftSight(ベータ)で確認して書いていますが、記事公開時のDraftsightのバージョンによって、あるいは他のOS向けDraftsightでは仕様が異なる部分があるかもしれません。また確認不足による間違いや勘違いなどがあるかもしれません。その場合は御容赦願います。
※DraftSightおよびDraftSightロゴは、Dassault Systemesの米国およびその他の国における登録商標です。その他、全てのブランドおよびブランドロゴ、製品名は各所有者の商標または登録商標です。

Posted by 管理人