【DraftSight-8】テンプレートを作成する(その1)。
前回マクロを組み、新たなツールバーとボタンを用意する事で、画層を使わずに線種の選択のみで線色と線幅の選択も同時に行う事が出来るようになりました。これで作図を進める事が出来そうです。ただし作図は線を引く事だけではなく、寸法や注釈などの文字の記入もしなければなりません。この辺りもやはりなんらかの設定をしなければいけないのでしょうね・・・。
とりあえず1本線を引き、その線に寸法を入れてみます。
・・・文字ちっちゃい。米粒以下です。注釈で文字を打ってみても同様ですし、寸法線の矢印ももう少し大きくしたいですね。これはどうやら、図面のテンプレートを作成しなければいけない様です。
テンプレートの作成
とりあえず、まっさらからテンプレートを作りたいので、現在開いている図面を閉じます。新規作成をクリックすると、「テンプレートを指定」するウィンドウが開きます。色々ありますが、ISOとある「standardiso.dwt」を指定します。
次に開いた図面内で右クリック→「オプション」を選択すると、様々な設定を行うオプションウィンドウが開きます。
左の項目で「ファイルの場所」から「プロファイル」まで、さらにその各項目内にはたくさんの設定内容がある様です。う~ん、これ全部見ていかないとダメなのでしょうか。まあ最初は文字や矢印の設定だけでは無く、システム全体の設定をしなければならないのは、他のCADソフトでも同じですね。
最初の「ファイルの場所」については、色々な情報ファイルの保存されている場所を指定している様なので、特に弄る必要は無さそうです。次の「システムオプション」から見ていきます、・・・が、長くなりそうなので、必要そうな部分だけ抜粋していきます。
「システムオプション」
【一般】
とりあえず変更する必要は無さそうです。
【表示】
画面表示に関する設定です。変更しそうな所は<スクリーンオプション>で「大きいアイコンを使用」と<要素の色>でしょうか。各アイコンが小さいと感じる時は「大きい~」にチェックを入れます。<要素の色>内の「モデルの背景」、「シートの背景」で背景色を変更出来ますが、特に図面を書く時に使用するモデルの背景は、白などの明るい色では目が疲れます。デフォルトの黒で良いと思います。印刷時に使用するシートの背景は、紙をイメージする必要があるので白でしょう。
【グラフィックス領域】
「カーソールをクロスヘアとして表示」にすれば、マウスポインターが矢印ではなく十字になります。その下の「ポインタサイズ」で大きさを変更できます。
【開く/名前を付けて保存】
<デフォルトのファイルタイプ>で図面ファイルを開く時、保存する時の標準となるファイルタイプ(拡張子)を選べます。毎回dwg以外の図面を開く場合や、dwgでも他のバージョンを指定しておきたい場合は設定します。実際に図面を開く、保存する時にも別途ファイルタイプは選択できます。
【印刷】
<ログファイル印刷>の「印刷ログを保存」は要らない気もします。<デフォルト設定>の「デフォルトタイプ」は、私の場合は線種に対して色は固定しているので、(色依存の印刷スタイルを使用)にしておきます。「デフォルトの印刷スタイル」では白黒で印刷する場合は(monochrome.ctb)を選ぶ様ですが、図枠線はカラーで出したい場合があります。この辺りは実際に印刷しないと分からないので(default.ctb)のままにしておきます。印刷に関しては別途記事を書く必要もありそうですし。
【自動保存/バックアップ】
<自動保存/バックアップ>内で自動保存するかしないか、またその時間間隔を設定します。この辺りは好みで。
【図面ファイルのデフォルト設定】
<ブロック挿入単位>・・・なんでしょうね、コレ。他の図面からコピーしてエンティティ(要素)を持ってきた時の単位設定らしいのですが、現状ではなんとも分からないので、そのままにしておきます。
【デフォルトの尺度リスト】
ここもとりあえずそのままで。
・・・システムオプションだけでとりあえず一旦切ります。
※オプションの各設定は、会社・個人の利用方法や好みがあるので、上記が絶対ではありません。また使っていきながら適宜変更していきます。